XJ650Turbo

since 1992

スポンサーリンク

世界初キャブレターターボバイク

ターボブームが到来していた1981年、東京モーターショーでYAMAHAから発表されたのがエレクトロニクス・フューエル・インジェクションを搭載したターボバイクのXJ1100Turboと世界初のキャブレターターボを搭載したXJ650Turboの2台である

ターボはインジェクションでシビアな燃料調整が不可欠かと思いきや市販されたのはキャブレターターボのXJ650Turbo

三菱と共同開発の世界最小タービンでターボラグを無くしレスポンスを重視してのターボ化だが空冷エンジンのままターボ化なので熱的にもきびしかったのかもしれない

ブースト圧も0.5程度に留めており他社のターボバイクほどはパワーアップしていない

大柄なフェアリングは風洞実験で研究された結果のもので、YAMAHAマリン部門で培ったノウハウを存分に発揮して造形されている

不評だったのは、ターボ化に伴ってかなり増えた車重で乾燥重量は235kg

リアがドラムブレーキなのでなかなか止まらない

そんなXJ650Turboは1983年公開の映画「007」でボンドバイクとして登場

空を飛んでる、さすがTURBO!

XJ650Turbo SPEC

年式1982年式
車両型式
原動機空冷4ストロークDOHC 2バルブ並列4気筒 TURBO
排気量653cc
内径×行程63.0×52.4mm
最大出力90PS/9,000rpm66.2kW/9,000rpm
最大トルク8.3kgf-m/7,000rpm81.7N・m/7,000rpm
乾燥重量235kg
車両重量257kg
全長2200mm
全幅730mm
全高1305mm
軸間距離?mm
シート高?mm
タンク容量19L
変速機常時噛合式5段リターン
駆動機構チェーン
タイヤF 3.25 19R 120/90 V19
ブレーキF ダブルディスクR ドラム
価格 

注:仕向地等で誤差あり