since 1978
カウボーイスタイル
日本ではSR400の500cc版がSR500という意識だが
もともとXT500のエンジンを仕様しているので500ccが本来の排気量
1976 YAMAHA XT500
寸法や車重はSR400と一緒だが海外ではSRは500が当たり前
アメリカ市場を強く意識したSR500は
「 カウボーイスタイルで乗れるオートバイ 」がコンセプト
初期型のSR400はコンチハンドルに対してSR500アップハンドルになっている
その後、SR400と同じく年次進化と退化を行き来し(詳しくは→SR400)
1999年に専用エンブレムをも装着した最終型をもって2000年を迎えることなくラインナップから消えた
ところで時は遡ってSR500発売の前年1977年、雑誌「モトライダー」4月号に
YAMAHAのニューモデル「 XT-S500 ロード・ボンバー 」が発売されると掲載された
実はこれエイプリルフールの嘘企画で
「ロードボンバー」で有名な「島英彦」氏が制作したもの
1977 シマR&D ロードボンバーⅨ
非力な単気筒で軽量コンパクトさを武器に直4リッターマシンを相手に鈴鹿6耐を見事18位で完走した伝説のマシン
しかしそんなことは知らない読者から問い合わせが殺到
中には購入のため愛車を手放した人もいたそうな
YAMAHAにとっては降ってわいた市場調査となり、開発中であった500cc単気筒のオンロードモデルの需要があることを認知できた
SR500 SPEC
年式 | 1978年式 |
---|---|
車両型式 | 2J2 |
原動機 | 2J2空冷4ストロークSOHC 2バルブ単気筒 |
排気量 | 4989c |
内径×行程 | 87.0×84.0mm |
最大出力 | 32PS/6,500rpm23.5kW/6,500rpm |
最大トルク | 3.7kgf-m/5,500rpm36.3N・m/5,500rpm |
乾燥重量 | 158kg |
車両重量 | ?kg |
全長 | 2105mm |
全幅 | 845mm |
全高 | 1155mm |
軸間距離 | 1410mm |
シート高 | 810mm |
タンク容量 | 12L |
変速機 | 常時噛み合い式5段リターン |
駆動機構 | チェーン |
タイヤ | F 3.50-S19-4PRR 4.00-S18-4PR |
ブレーキ | F ディスクR ドラム |
価格 | 350,000円(税抜) |
注:仕向地等で誤差あり