CBR1100XX

since1996

スポンサーリンク

開発目標 「 世界最高性能 」

世界最速は当たり前、操作性やスタイル、快適性までこだわって製作したCBRシリーズのフラッグシップである

1100XXの「 X 」はHONDA社内では「 究極 」を意味し、それが2つも付いていることから開発陣の気合の入りようが伝わってくる

ペットネームの「スーパーブラックバード」は世界最速の軍用機であった「SR-71 ブラックバード」を超える意味合いで名づけられた

「SR-71 ブラックバード」

カタログでは2ショットも

発売時、量産二輪車として最速!

しかし時速300km/hにはわずかに届かなかった

世界最速ばかり取沙汰されるが、ハイスピードツアラーとしての快適性も高い

2軸バランサーでエンジンの不要な振動が軽減されている

開発目標には「二人乗りが楽しめる居住性」とあり、

シートも段付きなし超高速域でもタンデムが快適

D-SBC(前後連動ブレーキ)によって、

最適な前後比のブレーキがだれでもできるようになっている

‥ が、不便ということで解除する人も多かった

1999年に2代目となり、インジェクションやイモビライザー、2L増加したタンク、ラムエアなどが導入されている

2001年に3代目で、デジタルスピードメーターやハイトスクリーンになっている

この年から国内仕様が販売され100PS規制、180km/hリミッターが装着されている

2002年にはドンツキ解消の改良を行っている

おもしろいのは、インジェクション過渡期のため加速やレスポンスにおいてはキャブ車両の初代が最も過激な仕様となっている

2008年の排ガス規制には適合せず、生産終了となり生誕10周年のファイナルエディションを100台限定で販売しその幕を閉じた

他社ではメガスポーツとしてSUZUKIGSX1300RハヤブサやkawasakiZX-12Rが開発、販売されブラックバードの後を追いかけ追い越せで 300km/hを争うこととなった

その後、 300km/h規制が発足、その発端となったバイクの1台がCBR1100XXである

CBR1100XX SuperBlackBird SPEC

年式1996年式
車両型式SC35
原動機SC35E水冷4ストロークDOHC 4バルブ並列4気筒
排気量1137cc
内径×行程79.1×58.0mm
最大出力164PS/10,000rpm121kW/10,000rpm
最大トルク12.7kg-m/7,250rpm124N・m/7,250rpm
乾燥重量223kg
車両重量256kg
全長2160mm
全幅720mm
全高1170mm
軸間距離1490mm
シート高810mm
タンク容量22L
変速機常時噛合式6段リターン
駆動機構チェーン
タイヤF 120/70ZR17R 180/55ZR17
ブレーキF ダブルディスクR ディスク
価格

注:仕向地等で誤差あり