since 1995
買えるワークスマシン
1995年、ダカールラリーのレギュレーションが「15台以上市販されているマシン」となった
そこでYAMAHAはホモロゲモデルとしてXTZ850Rを開発、フランスYAMAHAから販売された
XTZ850Rは一応市販車なのだが、その実ほぼワークスマシンで、そのままラリーへ出場できるポテンシャルを持ち、 当然ファクトリーチームもXTZ850Rで参戦した
1995年 ステファン・ペテランセルがXTZで優勝
1996年 ペテランセルはマシンに軽油を入れられるトラブルに遭いリタイヤ
エディ・オリオリのXTZが優勝
1997年 ペテランセルがXTZで優勝
1998年 ペテランセルがXTZで優勝
XTZはダカールラリー4連覇を成し遂げた
(1998年でYAMAHAはダカールラリーから撤退している)
もともとパリダカ制覇を目指すためトラクションに優れた270度クランクの開発を進めていたが、いきなり実戦投入するのはどうかということで従来の360度クランクで実戦投入された
上記の通りパリダカ優勝をしたあと270度クランクへ変更、「 XTZ850TRX 」と名乗りやはり優勝した
プライベーターもXTZ850Rを購入して参戦した例もあり、日本人では柏秀樹が購入してダカールラリーに挑戦したが軽油を入れられるトラブルに遭いリタイアとなっている
XTZ850Rはお値段、14万フラン(日本円で約300万円)と高額だが、ワークスマシンを買ったと思えばむしろ割安
フランスでは10年たっても新車で買えたそうな
XTZ850R SPEC
年式 | 1995年式 |
---|---|
車両型式 | ? |
原動機 | 水冷4ストロークDOHC 5バルブ並列2気筒 |
排気量 | 849cc |
内径×行程 | ?×?mm |
最大出力 | ?PS/?rpm?kW/?rpm |
最大トルク | ?kg-m/?rpm?N・m/?rpm |
乾燥重量 | ?kg |
車両重量 | 210kg |
全長 | ?mm |
全幅 | ?mm |
全高 | ?mm |
軸間距離 | ?mm |
シート高 | ?mm |
タンク容量 | 38L+12L |
変速機 | ? |
駆動機構 | チェーン |
タイヤ | ?? |
ブレーキ | F ディスクR ディスク |
価格 | 140,000フラン |
注:仕向地等で誤差あり